雨の日

サマソニへ行こう。20周年らしい。

Tim Armstrong と対峙しよう。彼のレリックの効いた Gretsch は芸術的だ。

Oliver Sykes と対峙しよう。彼の漆黒の右腕は芸術的だ。

The1975 も実は観てみたかったり...

 

虚無で満ち満ちたスクロールの中に突如水色の光が飛び込んできた途端

日光の遮断された朝の憂鬱さは消え去って

窓を締め切った部屋に充満するケニア産の薫りを顕在意識が柔和に受け取った。

盆まで生きよう。そう思った。

 

深夜2時30分、厚い雲が星空を塗りつぶし、豪雨は創造物に激しく衝突する。

場違いな声がひとつ、鼓膜を揺らす。

季語ってもんは時代についていけないのか。

雨もそいつも心憂い,,,

 

不意にある記憶に五感を乗っ取られ、雑多な過去に放り投げられた。

歯止めの効かない欲望と深淵な孤独との間を迷い犬さながらに往復していたが

脈拍はもうじきくたばるんじゃないかってほど波打っていた。

次の旅まで生きよう。そう思った。