Entries from 2019-02-01 to 1 month

闇雲

掻暮生活リズムの狂ってしまった近日のある丑の刻、次第に暗順応してきた眼球とやわらかな黄光とでもってドストエフスキーの『地下室の手記』を読み進めていた。初めて人の手に渡る本の匂いはどうしても好きになれないが、時間潰しにやむを得ず手に入れたも…

真夜中

なんでだろう、真夜中ベッドに横たわって音楽聴いてたら一生懸命覚えたこの歌詞とか一生懸命練習したギターのリフとかって何十年かしたら俺のものじゃなくなって焼き払われてしまうんだという本当に本当にしょうもない考えが頭の中に充満した。不安で不安で…

乱雑

生き物はいつか命が絶えるってことを認知したのは確か保育園の頃だった。 数多の会話を交わしたはずなのにその断片の記憶しかないけれど、悟ったように優しい目をしたおばあちゃんが息絶えたと聞いた時には、周りの人々の悲しみに囲まれながら独りでぼーっと…

雨の日

サマソニへ行こう。20周年らしい。 Tim Armstrong と対峙しよう。彼のレリックの効いた Gretsch は芸術的だ。 Oliver Sykes と対峙しよう。彼の漆黒の右腕は芸術的だ。 The1975 も実は観てみたかったり... 虚無で満ち満ちたスクロールの中に突如水色の光が飛…

庆祝?

正月の興奮冷めやらぬ福岡、乾燥しきった唇を切り裂く鉄風、厚着の媒介者ども。 本日の空は灰色、感情とシンクロできないイルミ、見慣れた足並み。 これからもいっしょに馬鹿騒ぎするであろう親しい友達や、はたまた必然的にもう一生目線が交わることがなく…