帰省をした。今回はゆっくりと1週間。

予想はしていたけどとんでもなく乾燥していて、消費する化粧水の量はいつもの2倍、使う頻度も2倍って感じで、お財布に優しい無印の化粧水を使っていて良かったと思った。響きがクソダサくて普段自分からは決して口にしないんだけど、俺はムジラーです。。

末端冷え性も通常の倍ぐらい拗らせてしまうのは毎年のことで、露出した横頬から雪が体温を奪っていくのを感じながら柴犬の散歩をしていると、指先の神経が使い物にならなくなっていって、あの時指先が車に轢かれても多分俺はそのことに気がつかなかったと思う。

時間は弓矢なんかの何倍もはやいもんで、家族と牡蠣を食べに行ったり、友達とは焼き鳥や馬を食べに行ったり、親戚と焚き火を囲みながら互いの趣味の話をしたりしていたら、復路の飛行機の搭乗日前日ですよ、というメールが届いてしまった。

何年か前みたいに、地元の友達と大勢で集まって騒ぐってことはもう無くなっていって、本当に仲の良い人間だけと、舌がマジで大喜びするようなものだけを囲みながらお喋りをすることに時間を費やすようになった。

本当に大切で爆笑できるようなことだけが残っていく感覚が嬉しくて、本気で「また次ね」って言って別れた帰り道はひとりでにやけていた。恥ずい。赤面。恥ずい。おい通りがかりの車、轢いてくれ。

 

というわけで、丑年。

さっきの文、せっかくだから丑年にあやかって「おい通りがかりの丑、轢いてくれ」でもいいと今になって思ったんだけど俺の実家はそこまで田舎じゃないからやっぱり却下。

丑年になった瞬間は、酔っ払いすぎて寝ていた。久しぶりに対面するテレビ、ということで本当はおもしろ荘が観たかった。あのタイミングで、あの時間帯に観るおもしろ荘が。ガキ使は最近観なくなってしまった。単純におもしろさが感じられなくなった。昔のやつはよく観るんだけど。俺が年末のガキ使で一番好きなシーンは、『ホテルマン』の回で、遠藤の弟(めちゃくちゃ真面目そう)が登場してホホホイを完コピするシーン。通常回のガキ使で一番好きなシーンは、『ききカレー』の回で山ちゃんがアウトになって、奥からインド人が出てきて罰ゲームで思いっきし振りかぶった重いビンタをくらうシーン。

帰省しているうちに食べる量が増えたせいかいつのまにか食欲が復活していて、よく食べる分体力が有り余っている。煙草は、何ヶ月か前からどうしようもなく不味く感じるようになってしまって、キッパリ吸わなくなった。多分そのせいで、身体がとてつもなく軽い。

笑っちゃうぐらい好調な滑り出し。どこへだって行けそうだ。